OPEAでは、小水力発電、風力発電、バイオマス発電など、再生可能エネルギーに係る各種取り組みについて、現地視察研修を行ってきました。
今回は、温泉エネルギーを活用した温泉バイナリー発電等を視察したが、その概要は、下記のとおりです。
○ 視察日 令和2月17日(月)
○ 視察場所 兵庫県美方郡新温泉町(湯村温泉バイナリー発電施設)
○ 応接者 兵庫県美方郡新温泉町 地域振興課 谷口係長
町では、環境省のグリーンニューディール基金により、兵庫県を通じて補助金の交付をうけ、災害に強く環境負荷の小さい地域作りを目的に、
湯村温泉観光交流センター(薬師湯)駐車場敷地内で平成26年4月10日に供用開始。発電能力は、約200kWh/日。
発電した電力は、一切売電はせず、関西電力からの購入電力削減に繋がっている。
また、災害時に関西電力からの電力供給が止まった場合でも、温泉バイナリー発電により薬師湯に最低限の電力(照明、携帯充電、入浴サービス等)を供給することができ、
薬師湯が災害時の「福祉避難所」として湯村温泉の方々の初動避難を支援(全国初)。住民や観光客等への環境学習効果も期待している。

温泉バイナリー発電設備を通過して温度が下がった温泉の湯(60~65℃)、温度差を利用した「ペルチェ素子による発電」を管路に組み込むことで、
副産物的に微量ながらも発電をし、その電力を交流広場のイルミネーションに活用。 その湯を「足湯」や夢千代橋の「消雪装置」に利用。
湯と水の温度差のあるペットボトルの間にペルチェ素子を挟んで発電。船のスクリューが回転。(汲み場「令和の湯」において)
※ OPEAの啓発イベントの材料としても興味深い。

○ 啓発用ペルチェ素子による温度差発電
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