大阪府の植生マップ


 植生マップは植物群落の分布を示した地図で、環境省生物多様性センター1)から2次メッシュ(10km×10km)データとして提供されています。 そこで、大阪府部分を取り出し地理院地図上に2次メッシュごと示します。皆さんの住んでいるところや気になる場所の植生状況を確認してみてください。
 下の2次メッシュ番号をクリックして、現れた地図を拡大、透過度を変えるなどしてみてください。






 上の棒グラフは環境省生物多様性センター1) のGISデータを加工し作成したものですが、 「植生大区分」7項目の面積をみると大阪府域では、植林地(322 km2)、落葉広葉樹二次林(269 km2)、耕作地(216 km2)、常緑針葉樹二次林(205 km2)、 竹林(40 km2)、牧草地・ゴルフ場・芝地(34 km2)、常緑広葉樹二次林(29 km2)の順となっています。また、7項目の合計を地域別にみると、北部(369 km2)、 中部(204 km2)、南部(542 km2)となっています。
 緑の植生は私たちの生活にうるおいややすらぎを与えるとともに、地球温暖化の原因物質である二酸化炭素を吸収する役割をもっています。 大阪府では森林の資源を都市に活かすため、「大阪府森林バイオマス利用推進行動計画」2)を策定して木質バイオマスのエネルギー利用を促進しています。

1) http://www.biodic.go.jp/
2) http://www.pref.osaka.lg.jp/midori/midori/g-10mokusitubaiomasu.html